会議で、できる奴と思われる法
今日一日、炎天下の会社まわりですよ。暑かった。去年も暑かったけど、6月からこれでは先が思いやられます。
それにしても、この炎天下、サラリーマンは、ネクタイはもちろん、上着着用で結構大勢の人が歩いているんですね。さすがに私は、半袖、ネクタイでしたが…。
うちの選挙区の都議会議員候補者は、クールビズのノーネクタイで涼しそう。しかもチノパンですよ。うらめしそうな横目で通り過ぎるサラリーマンをよそに、涼しそうに演説してましたが、その結果は神のみぞ知る…。
あまり書くと選挙違反に問われそうなので、さっさと本題に行きましょう。
昨日まで、会議で自分をアピールする方法、主導権を握る方法について、会議室で座る席を中心に書いてきました。
もちろん会議は、有利な席に座ってしまえばこれで終わり、というわけではありません。当然有意義な発言をし、議論に積極的に加わる必要があります。
優れたアイデアを出し、皆にできる人間だと思われれば上出来。それができなくても、しっかり存在価値をアピールすることは最低限必要でしょう。
ここではあえて、優れたアイデアを出す方法には触れません。私のノートには、たっぷり独創的なアイデアを出す方法についての裏技が書いてあります。それぞれ自分で試して効果は確認済みですが、今回は会議のテクニックだけにこだわりたい。
果たして、テクニックが、発言の内容を補い、それを超える効果を発揮できるかという点に興味がありますので。どこかで実証してみたいなぁ。
それはともかく、会議のテクニックとして、発言するタイミングについてこだわってみたいと思います。
ところで、会議で一番目立つのは、どんなシーンでしょう。
おそらく、会議の最中、皆、いいアイデアが浮かばず、顔を見合わせて沈黙してしまったとき、その沈黙をさっそうと破って意見を言うシーン。または、参加者同士の対立で会議が紛糾し、収拾がつかなくなったとき、解決の方向性を提案するシーンでしょうか。
たとえば…
「これまでの意見をまとめてみると…」
「意見が対立しているみたいですが、問題を整理してみると、要するにこういうことですね」
「この点だけが問題で、あとは合意と考えてもいいんですか? それでは、こういうふうにしたら、いかがですか?」
…なんて言いながら、全体の意見や方向を見極めてまとめ、調整する役目に徹する人です。
こんなことを言うと怒られそうですが、大して発言に内容がなくても、話し合いの方向付けをする人は、結構、皆の記憶に残るのではないでしょうか。
テクニックとして、自分の発言を効果的に見せるタイミングがあるそうなんですよ。
たとえば、意見が対立して参加者同士激しい応酬があるケース。このような、出席者の関心が高い内容の場合は、上記の例のように、多くの意見が出た後で発言するのが効果的です。
また、出席者の関心が低く、誰も積極的に話しをしないような場合は、なるべく早い時期に発言するのがよいそうです。どうしてかというと、出席者の緊張感も手伝って、印象に残りやすいから。
そういえば、企業ドラマや時代劇の会議のシーンなんかを見ていると、主役が話すタイミングがあるんだなというのがわかります。それがちょうど、上記のケースに似ている。
会議のテクニックばかりに走って、もっと王道を進まんかい! と言われそうですね。もちろん、独創的なすぐれたアイデアや問題解決の方法を提案するのを否定するつもりはありません。
しかし、せっかく素晴らしい意見やアイデアがあるならなおさら、効果的な発言にしてアピールするテクニックは重要だと思いますよ。