会議で、できる自分をアピールする法
今日は心機一転、新しいテーマのブログです。さて、何を書こうかなと、昔メモしたバインダーノートを眺めました。
前にもお話しましたが、このノート。独立開業したものの仕事がまったくなかった時代に、近隣の公立図書館をほぼ半年以上かけ、将来、自分の仕事に役立つと思うところをメモしたものです。
ふと目に留まったのが、「会議の場で、自分をアピールする方法」の箇所。
何で、こんな箇所をメモしたんだろうと、笑ってしまいました。なにせ、独立開業してから、会議なんてしたことがない。お取引先やアルバイトと打ち合わせはよくしますが、あらたまって机を取り囲んで議論するということはないです。
第一、会議をする人数が、会社にいませんからぁぁぁぁぁぁぁぁ~残念!
…といって、正直、残念ではないです。組織の方向性がまだ決まっていないとき、皆が頭を絞って、いいアイデアを持ち寄り、参加者全員の同意の下にひとつの方向性が決まる会議なら、非常に有意義だと思いますよ。
ところがそういう会議って意外と少ないですよね。最初から少数のリーダーたちが方向性を決めていて、その伝達の場だけになっているケースがあまりにも多い。
会議ではなく、上司の個人演説会。またはミスを犯した従業員の糾弾の場になっている場合もあります。
会議を辞書で調べると、「人が集まりなにかをきめること」とありました。集まる前から、きまっていたら、会議じゃないんじゃないかと、うがった見方もしてしまうのです。
でもそんなことを言ってたら次へ進まなくなるので、ここではそういう会議もどきの場合は無視して、皆が集まって平等に意見を述べる会議ということでお話したいと思います。
そういう理想的な会議の場では、仕事の取り組み姿勢や企画力、表現力といった面で大きなアピールの場になると思います。いつもは、それぞれ違った自分の仕事をしていますが、会議の場では、ひとつの目標に対して、誰がそれに近づく努力をしたか、誰がいいアイデアを出したかという基準で評価できるからです。
いわば同じ土俵で、戦わざるをえなくなるんですね。ここで自分をアピールできるかどうかというのは、結構重要なことではないでしょうか。
もちろんそのためには、企画力、表現力、独創性などが求められます。しかし、所詮人が人を評価するわけですから、会議の場でうまく自分をアピールするテクニックというものが存在するようです。
逆に言えば、いくら本来の実力で自分をアピールしても、自分をうまくアピールする人のテクニックに敗れるケースだってあるわけですよ。
多胡輝氏の「しぐさ、動作、ふるまいの心理学」という本には、そのあたりのテクニックが興味深く書かれています。
たとえば、会議の席が自由に選べる場合、すわる席の場所によって、会議のリーダー的立場になったり、どんなにすばらしい意見を言っても高く評価されない、なんてことが起こるらしい。
徹夜して考えた素晴らしい独創的なアイデアが、いつも採用されなくてふてくされている人もいるかもしれませんね。もしその理由が、いつも自分が座る場所のせいだったとしたら…。
ちょっと極端な例かもしれませんが、ホントなのかな。
それにしても、せっかくいろいろな図書館をまわり、ノートにまとめた「会議の場で、自分をアピールする方法」。新規開拓、営業話法、苦情処理、マーケティングなど、ほかの部分は、実地でためしてみる機会がありましたが、これはメンバーの一員として会議に参加しなければ、試しようがない。これらのテクニックが会議の現場で実際使えるのか、すごく興味があります。
どなたか、明日からブログに書く内容を、実際の会議の場で試してみて、成功したか失敗だったかを教えていただければうれしいのですが…。