老化防止に鍼灸は効くか | ビジネス便利屋のここだけの話

老化防止に鍼灸は効くか

昨日は、昭和大学の公開講座で聞いた鍼灸の効用について書きました。今日も、ビジネスの話題からちょっと離れ、健康をテーマに書いてみたいと思います。


 ところで昨日、ブログを書いてから自宅の近くの公園へ行ったんですよ。


 下の写真ではわかりにくいかもしれませんが、日比谷公園ぐらいの広さのある大きな公園です。


 昨日は日曜日ということもあって、大勢の人たちが来ていました。


 高齢の人たちも大勢来られています。なかには、八十歳近いおじいさんがジョギングをしています。車椅子で介助してもらって来られている人もいました。若いときはそれほど大きな違いはないのに、年を重ねるにつれ、どうしてこんなに健康に差がついてしまうのでしょうか。


 六十歳を過ぎた頃から、人間は、健康の大きな分岐点を迎えるような気がします。


 年をとって体の自由がだんだん利かなくなってくるのは仕方のないことですが、できることなら健康でいたい。


 八十歳過ぎても健康で、海外旅行や趣味の時間がもてるのはもちろん、もし若い人に混じって働けるたら最高に充実した人生になるんじゃないでしょうか。


 最近、老化防止についていろいろ考えてます。徐福伝説じゃありませんが、これは数千年前から人類がもっとも興味を持つテーマですね。


 さて、おととい鍼灸の話を講座で聞いていたら、最近、鍼灸は血液をサラサラにする効果のあるということがわかったそうです。


 確かにそうですよね。鍼灸は、昨日のブログで書いたように神経に作用する。とくに自律神経に作用するらしい。自律神経というのは、内臓に命令を伝達する神経です。血管も内臓の一種。だから血管を流れる血流にも好影響を与える。すなわち、鍼灸は血管を拡張し、血液量を増加させるそうです。


 以前、私は成人病予防についての文章を書いたことがあります。いろいろ調べてみて、血管を拡張したり、血液がサラサラになったりということが、すごく健康に大事だということがわかりました。


 脳卒中や心筋こうそくといった成人病は、これらが要因となって引き起こされることが多いからです。


 そもそも血液は、ご存知のように体中に栄養や酸素を運び、かつ不要な老廃物や炭酸ガスを排出する役目をもっています。それを円滑に行うために、豊富な血液の流れが絶対必要。


 これと老化がどう結びつくのか。ここに老化の原因といわれる物質があります。


 それは、テレビの健康番組でも有名な「活性酸素」。これは細胞を傷つける物質とも言われています。


 活性酸素は、体内の細胞や組織などを酸化して、いわゆる 鉄サビのように変えてしまうらしい。活性酸素によって身体の細胞や組織が酸化して変質し、機能が衰え、人は老いていく。まだ学説段階らしいですが、かなり老化に活性酸素が関与していることは間違いないようです。


 たとえば、皮膚のしわ、たるみ、物忘れ、認知症、白内障、関節炎、その他肉体機能の低下全般に…。


 活性酸素をなんとかすれば、老化を遅らせることができるのではないか。


 活性酸素は、血液の流れとも密接な関係があるそうです。たとえば、ストレスなどで血液の流動性が低下したり、一度途絶えたりして、再び血流が再開されると大量の活性酸素が生まれるらしい。


 また、同じ血液量が流れても、流れがギクシャクしていれば、これもまた多くの活性酸素が生まれるとのこと。


 そうか。そうすると、ストレスが多ければ多いほど早く老いるという理屈。では、ノー天気な人ほど、若いということ? 落ち込みやすいA型としては、早くなんとかしなければ人より先に老いてしまいそう。


 そういえば以前、人は気分の持ちようでストレスを感じないですむとブログに書いたことがありました。と、いうことは、気分の持ちようで、本当に肉体的にも若さを保つことができるという理屈にもなりますね。


 鍼灸は、血液の流れを改善し、増大させるそうです。当然、活性酸素の発生が低く抑えられますよね。


 鍼灸院の肩を持つわけではありませんが、一度、鍼灸治療を受けてみたいと思わせる昭和大学の公開講座でした。これからも老化防止、若返りをテーマにいろいろ調べてみたいと思います。


家から徒歩5分の公園。東京23区内です。家は古いけど、近くの公園だけを自慢してます。

林試の森